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葬儀におけるマナーのまとめ

このカテゴリーでは、葬儀についてのマナーをいろいろ調べてみました。
冠婚葬祭はいろいろな決まりごとがあるので、知らないで参列すると恥ずかしい思いをすることもあります。
しかも、普段なじみが薄いことが多いでしょうから、いざという時にはネットで検索したり、年配の方に尋ねたりして、失敗のないようにしたいものです。
冠婚葬祭の中でも特に「葬儀」は、経験する機会も少ないですし、中々人には聞きづらいものです。
ネットで検索する時には、知りたいこと(葬儀(葬式)、通夜、香典、弔辞、弔電、献花など)と「マナー」という単語の組み合わせが、よい検索結果を得られると思います。

香典のマナーについて

香典袋の書き方を前回説明しました。
今回は、香典についてのそれ以外のマナーについて調べましたので書いてみます。
まず、お札は古い物を使うのがマナーです。
お札の入れ方ですが、表面が内袋の裏側に来るようします。
表袋は

1.下側
2.上側

の順に折ります。
これらは結婚式などのご祝儀のマナーと反対だと覚えておいてください。
香典袋で気になるのが「御霊前」か「御仏前」にするかですが、迷ったらとりあえず「御霊前」にしておくが無難で、これならマナー違反にはなりません。
一般的には、

・仏式なら「御香典」
・神式なら「御神前」
・キリスト式なら「御花料」

というようにしますが、「御霊前」はどの場合に使っても、マナーに反することにはならないので安心です。
また、マナーとして香典が5千円までなら水引は印刷された物を、それ以上なら本物の水引がついた物を選ぶようにしましょう。
金額の目安は相手が誰かによって変わってきますが、おおよそ

・友人や知人、勤め先の関係者なら5千円
・取引先は1万円
・祖父母や親戚なら1万円
・兄弟は3万円
・両親なら10万円

が平均といったところです。
これは年齢によっても上下するので、周囲の方や年配の方に相談するのもよいと思います。
香典袋を裸で持ち歩いたり、そのままバッグに入れたりすることはマナーに違反しますので気を付けましょう。
香典袋はきちんとふくさに包んで持ち歩くようにして下さい。
ふくさの包み方もご祝儀とは逆です。

1.ふくさの中央に香典袋を置いたら
2.まず右側を折り
3.下側
4.上側
5.左側

と折り曲げていきます。
香典袋をはさむだけの簡単なふくさもあります。
これを使ってもマナー違反ということにはなりませんので、上手に活用してください。

香典袋の書き方について

香典袋の書き方も、慣れていないと困ってしまいますよね。
結婚式などのご祝儀と同じように考えていると思わぬ恥ずかしい思いをする可能性もあります。
今回色々調べてみたことをまとめてみますので、参考にして下さい。
まず、香典袋に書く文字は、墨が故人を思って流す涙で薄れる、という意味から薄墨がいいとされています。
ただ、最近では、絶対に薄墨でなければダメ、ということもないようですが、薄墨の筆ペンは文房具店や書店、100円ショップなどでも売られていて手に入りやすいものですから、持っていなければ、香典袋と一緒に買っておいて間違いはないでしょう。
次に、香典袋の表面ですが、下側中央に自分の名前をフルネームで書いて下さい。
もし、連名にするなら目上の人から順に並べて書きます。
連名の場合気を付けることは、連名で全員の名前を書くのは3人までにします。
4人以上からは香典袋の表面には代表者の名前だけを書き、それ以外は中袋や別紙に書いておきましょう。
遺族と面識がない場合は、会社名などを名前の右に書くと分かりやすくていいと思います。
香典袋自体には名前だけを書けばよい、ということを覚えておいてください。
それ以外のことは中袋に書くようにします。
中袋の表面には金額を「金○○円」と漢数字で書くようにします。(この時「也」は書きません。)
裏には郵便番号、住所、名前を書いておきます。
香典袋の書き方は以上なので、特に難しいことはないと思います。
香典袋の書き方でなにより大切なのは、丁寧に読みやすい字で書くことです。
後で整理する遺族のことを考えて、くせ字や殴り書き、走り書きは控えたいものです。

ご焼香の作法について


それでは、ご焼香の作法を紹介してみます。
まず立礼の場合ですが、

・遺族に目礼してから遺影に一礼し、合掌
・そして抹香(器に入っている砂のような物です)を親指、人差し指、中指の3本指でつまみ
・目の高さまで上げてから静かに元に戻しましょう
・宗派によってはこれを2回、3回と繰り返しますが、最近では特にこだわらないことが多いようです。
・不安なら前の人や作法がしっかりしていそうな人を真似るといいでしょう。
・そしてもう一度遺影に一礼し、僧侶と遺族に一礼して席に戻ります。

座礼の作法は立礼の作法とそれほど違いはありませんが、立ち上がる時に周囲に軽く会釈をするとよいでしょう。
そして、

・遺族の前では座って一礼します。
・遺影にも一礼したら、立ち上がらずに膝で祭壇の前に進み
・正座をして合掌
・そして抹香を持ち上げて戻します。
・席に戻る際も膝で歩く(このことを膝行といいます。)のが作法ですが、席が遠い場合は中腰で静かに移動しましょう。

列席者が座ったままの状態で抹香が回ってくることもあります(回し焼香といいます。)が、この場合の作法は、

・まず抹香を受け取る時に一礼。
・それを自分の目の前か膝の上に置き、
・ご焼香の後に合掌してから
・次の人に抹香を回します。(この時も一礼しましょう。)

抹香ではなく線香でのご焼香の場合は、

・祭壇に向かって一礼し
・線香を手にとってろうそくで火をつけて
・ろうそくの火を手で仰いで消します。
※息を吹きかけて消すのは無作法ですので要注意です!
・そして火の付いた線香を香炉に立て、合掌し、遺族に一礼して終わりです。

ご焼香のマナー

葬儀で欠かせないご焼香ですが、初めての人にとってはどうしていいかわからないものですよね。
ここでは、ご焼香の時に気をつけたいマナーを紹介してみようと思います。
ご焼香は、葬儀では席順に、告別式では先着順に行われます。
この人の方が故人と親しそう、あの人の方が年上っぽい、などとまごまごするのは逆にマナー違反だということなので気をつけましょう。
順番がきたら、速やかに前の人に従ってご焼香を済ませるのがマナーです。
列席者の多い葬儀や告別式では、列の後ろの方にひょっとしたら時間がなくて急いでいる人がいるかもしれませんから、もたつかずにご焼香をするというのは、葬儀や告別式のマナーというよりも、他人のことを考える日常生活でのマナーだとも言えると思います。
ご焼香の回数もよく分からない部分で気になりますよね。
調べて見ると、ご焼香の回数は宗派などによって変わってくるものなので、特に気にしなくても大丈夫なようです。
むしろ、列席者の多い場合は1回だけで済ませておくのもマナーになるのではないでしょうか。
ご焼香が終わったら、次の人に軽く会釈をするのもマナーです、忘れないようにしましょう。
ご焼香には立礼、座礼、回し焼香などがありますが、スムーズにご焼香をすませて、次の人の邪魔にならないように、どの場合でもあまりに大きすぎる荷物や上着は、預けておくといいでしょう。
要するに、作法も確かに大切ですが、作法にこだわりすぎるのではなく、故人への思いやり、他の列席者への思いやりがご焼香のマナーにつながるということです。

お通夜に参列するとき

お通夜のマナーは、まず、参列してもよいかどうかというところから始まりますよね。
お通夜は家族や親戚などごく近しい人々で行う、故人の霊を慰める儀式です。
故人と殆ど面識のない人が参列するのはやはりマナー違反といえるでしょう。
しかし、葬儀や告別式に都合があって出られない場合は、それほど親しくない人でもお通夜に顔を出すのがマナーとなります。
最近のお通夜は夜通し行うことはあまりなく、午後6時ごろから9時ごろまでが一般的のようです。
お通夜の弔問は早すぎても遅すぎてもマナー違反なので、気をつけたいものです。
受付ではまず一礼し、お悔やみを述べるようにしましょう。
これは長すぎても失礼なので『このたびはご愁傷様です』など一言で済ませるのがよいでしょう。
葬儀に参加しないのなら、香典はお通夜の時に受付で渡すようにします。
受付がなければ遺族に渡すか、霊前に添えるといいでしょう。
お通夜は親しい人々の集まりであって、遺族の悲しみもまだ大きい時期ですから、あまり大声で話したり、笑ったりなどはマナー違反となります、注意しましょう。
無用な会話は避け、あいさつも会釈や目礼で行うようにします。
焼香が終われば帰っても構いませんが、食事(通夜ぶるまい)を勧められたら箸をつけるのがマナーです。
しかし、車できている場合はお酒は断るのは当たり前のことで、これはマナー以前の問題ですね。
服装は葬儀と同じで大丈夫ですが、急な訃報にかけつけたのなら地味な平服の方が自然です。
また、お手伝いをする場合のエプロンは黒か白であれば問題はありません。

葬儀の服装について

葬儀のマナーでもっとも多くの人が気にするのは、服装ではないかと思います。
喪服でいい、というのはわかっていても、その他の細々としたところで迷ってしまうことはあるのではないでしょうか。
男性ならば絶対に喪服、というわけでもなく、黒のスーツであればよいようですし、ジャケットはダブルでもシングルでもよく、だたシャツだけは白を選ぶのがマナーとなっています。
ネクタイは当然、黒です。
結び方に特にマナーはないようですが、ネクタイピンや胸ポケットのチーフなど、余計な物は付けないのがマナーなのです。
女性は喪服を選ぶ方が楽ですが、持っていなければ黒のスーツやワンピースで大丈夫です。
夏でも肌の露出は最低限に抑えるのがマナーとされていますので、気を付けたいところです。
足も素足でなく黒や肌色のストッキングを履くようにしましょう。
男女ともに結婚指輪と時計以外のアクセサリーはない方が好ましいようなのですが、女性はパールならよいようです。
ただし、ネックレスを二重にすることは、不幸が重なることを連想させるため、絶対にやってはいけないマナー違反となりますので、気を付けて下さい。
靴はサンダルやミュールではなく、きちんとしたパンプスにして下さいね。
男女共通の服装のマナーもありあます
それは、靴や鞄は黒で光沢のない物を選ぶことです。
殺生を連想させる毛皮もマナー違反になりますので、注意してください。
フェイクファーもやめておいた方が無難です。
子供は制服があれば制服を、なければ白のシャツまたはブラウスに黒のジャケットを着せ、ズボンとスカートも黒にして下さい。
靴下は黒か白を選び、靴は大人と同様、光沢のない物を履かせてあげるようにしましょう。

葬儀のマナーについての一般的なこと

葬儀にも当然マナーというものがあります。
葬儀はそれほど多く出席する機会があるものではないので、特になかなか葬儀出席の機会がない若い人などは、マナーを知らずに戸惑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、葬儀のマナーは元ををただせば故人を思いやる気持ちからきています。
面倒に感じるかもしれませんが、きちんとマナーを理解して葬儀に臨みましょう。
まず、葬儀と通夜、告別式の違い、ご存知でしょうか?
葬儀とはお経を上げて故人があの世へと旅立てるようにする儀式。その前日に行われる、死者の霊を慰める儀式が通夜です。
告別式は故人とお別れをするためのものとなっています。
自分がどれに参列すればいいのかは、故人との関係により色んなケースがあるでしょうから、マナーとしては一概に言えるものではありません。
一般的には通夜は近親者だけで行われるものですが、地方や家の習慣によっても違います。
ただし、故人と生前かなり親しくしていたという方は。通夜に顔を出してもマナー違反にはならないでしょう。
ご遺族の方々も喜んでくれるはずです。
葬儀を通して一番に守りたいマナーは、故人の死因や病状を聞かないことです。
あれやこれやと聞きたがる人もいますが、遺族にとっては知られたくない場合もありますし、なにより口にするだけで悲しいでしょう。
これを考えないでズケズケと聞くのはやはりマナー違反です。
また、不幸を葬儀の後に知った場合は電話や手紙でお悔やみを伝えましょう。
その後、先方の都合を確認してできるだけ早く弔問するのがマナーです。

葬儀のマナーについて

結婚式もそれほど参加する機会はありませんが、葬儀についても参列する機会は少ないと思いますし、少ないに越したことはありません。
この葬儀のマナーはおめでたいことではないので「人には聞けないこと」の部類に近いのではないかと思います。
しかし、とても重要なことであり、私自身にとってもしっかりとマナーを心得ていたいとおもいます。
そこで、このカテゴリーでは、葬儀に関するマナーについて調べたことをまとめてみました。

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