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2009年02月 アーカイブ

2009年02月05日

ご焼香の作法について


それでは、ご焼香の作法を紹介してみます。
まず立礼の場合ですが、

・遺族に目礼してから遺影に一礼し、合掌
・そして抹香(器に入っている砂のような物です)を親指、人差し指、中指の3本指でつまみ
・目の高さまで上げてから静かに元に戻しましょう
・宗派によってはこれを2回、3回と繰り返しますが、最近では特にこだわらないことが多いようです。
・不安なら前の人や作法がしっかりしていそうな人を真似るといいでしょう。
・そしてもう一度遺影に一礼し、僧侶と遺族に一礼して席に戻ります。

座礼の作法は立礼の作法とそれほど違いはありませんが、立ち上がる時に周囲に軽く会釈をするとよいでしょう。
そして、

・遺族の前では座って一礼します。
・遺影にも一礼したら、立ち上がらずに膝で祭壇の前に進み
・正座をして合掌
・そして抹香を持ち上げて戻します。
・席に戻る際も膝で歩く(このことを膝行といいます。)のが作法ですが、席が遠い場合は中腰で静かに移動しましょう。

列席者が座ったままの状態で抹香が回ってくることもあります(回し焼香といいます。)が、この場合の作法は、

・まず抹香を受け取る時に一礼。
・それを自分の目の前か膝の上に置き、
・ご焼香の後に合掌してから
・次の人に抹香を回します。(この時も一礼しましょう。)

抹香ではなく線香でのご焼香の場合は、

・祭壇に向かって一礼し
・線香を手にとってろうそくで火をつけて
・ろうそくの火を手で仰いで消します。
※息を吹きかけて消すのは無作法ですので要注意です!
・そして火の付いた線香を香炉に立て、合掌し、遺族に一礼して終わりです。

2009年02月19日

香典袋の書き方について

香典袋の書き方も、慣れていないと困ってしまいますよね。
結婚式などのご祝儀と同じように考えていると思わぬ恥ずかしい思いをする可能性もあります。
今回色々調べてみたことをまとめてみますので、参考にして下さい。
まず、香典袋に書く文字は、墨が故人を思って流す涙で薄れる、という意味から薄墨がいいとされています。
ただ、最近では、絶対に薄墨でなければダメ、ということもないようですが、薄墨の筆ペンは文房具店や書店、100円ショップなどでも売られていて手に入りやすいものですから、持っていなければ、香典袋と一緒に買っておいて間違いはないでしょう。
次に、香典袋の表面ですが、下側中央に自分の名前をフルネームで書いて下さい。
もし、連名にするなら目上の人から順に並べて書きます。
連名の場合気を付けることは、連名で全員の名前を書くのは3人までにします。
4人以上からは香典袋の表面には代表者の名前だけを書き、それ以外は中袋や別紙に書いておきましょう。
遺族と面識がない場合は、会社名などを名前の右に書くと分かりやすくていいと思います。
香典袋自体には名前だけを書けばよい、ということを覚えておいてください。
それ以外のことは中袋に書くようにします。
中袋の表面には金額を「金○○円」と漢数字で書くようにします。(この時「也」は書きません。)
裏には郵便番号、住所、名前を書いておきます。
香典袋の書き方は以上なので、特に難しいことはないと思います。
香典袋の書き方でなにより大切なのは、丁寧に読みやすい字で書くことです。
後で整理する遺族のことを考えて、くせ字や殴り書き、走り書きは控えたいものです。

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